【減量】適正階級とは?ボクサーが行う適切な減量幅について考える【減量失敗】

減量・ダイエット知識

こんにちは、かいとうです

数年前から、ボクシング業界では計量失敗が無くなりません

誰かが失敗するたびに

「水抜きのせいだ」

と言うトレーナーや会長ばかりです

X上でも繰り返し言っていますが、計量失敗は水抜きのせいではありません

除脂肪を失敗しているのです

そして、除脂肪の前にそもそも、戦う階級を選ぶところから間違っている可能性が高いです

業界でもよく聞かれる適正階級

どうやってこれを選択するのかを今回まとめてみました

減量のたびに減量幅が多くて大変…と言う選手は最後まで読んでいってください




適正階級とは?ボクサーが行う適切な減量幅について考える

階級を決める時、どういったことを考えるでしょうか

ジムの会長が体重と身長を聞いてなんとなくで「〇〇級だな」と決めている流れをよく耳にします

減量幅がどうこうというよりは身長と今の体重からノリで決められているパターンも多いのではないでしょうか

減量失敗しないためにも、ここで間違わないことが1番重要です

・自分の体重と減量幅

・試合までの期間

この2点から考える必要があります

「10日で−1kg」

余裕も持って減量することを考えたら、このくらいのペースが理想です

ボクサーの試合は大体1〜2ヶ月前に決まります

例えば、ライト級(61.2kg)に出る選手なら

2ヶ月前(60日前)に67kgならかなり余裕を持って減量ができます

この考え方から始めて、辛いのか、ちょうどいいのか、楽すぎるのか、自分の体感で次回の階級を決めることにつながります

ちなみに、水抜きに関しては全員やるべきだと私は考えています

2〜3kgの幅なら以下のnoteを読んで言う通りにやれば、初心者でも誰でもできます

ボクシングにおける水抜き減量のやり方|かいとう
ボクサーの減量と聞くとボクシングをあまり知らない人は、「食事も摂らず、水も飲まず、辛いんだろうな…」となるのがほとんどではないでしょうか 漫画のイメージが強いと思いますが、あれはフィクションです。もしリアルで食事も摂らず水も飲まずの減量をしている人がいたら勉強不足か、ただの下手くそです ボクサーはむしろ水分を多く摂らな...

デビュー戦から水抜きするな!と言う指導者は少なくありません

しかし、2〜3kgくらいであれば全く問題ありません

「水抜きをやらない減量が良い減量」みたいな流れが業界内にありますが、全くそんなことはありません

勝つ確率を上げるためにも絶対にやりましょう

減量をしたから有利!…ではない

「階級を下げないと体格負けする」と言う理由から階級を下げたがる選手は少なくありません

自分の元にも「この体重で〇〇級はどう思いますか?」と言う相談DMも来ます

もちろん、

しっかりフィジカルを鍛えて

正しい減量で筋肉を残しながら体を絞り

正しいリカバリーで的確に体を元に戻す…ことをした選手と戦うことになったら、体格で負けてしまうのは確実だと思います

ただ、上記の通りに体を作っている選手を聞いたことがありません

ビッグ3などを行うフィジカルで体を鍛えている選手を耳にすることはないですし

減量は正しくできていても、リカバリーで台無しにしている選手が大半です

そもそも、頑張って切り詰めて10kgの減量をするより

ストレスなく5kgくらいの減量にして毎日全力で動いて練習して試合に向かう方が確実に強いです

「減量すれば有利になる」訳ではなく

「(正しい知識で)減量(してリカバリーまで厳密に管理)すれば有利になる」

正しくはこれです

逆に、自分で正しい減量・リカバリーができないと考えているなら

減量幅を5kg以下に抑えた方がいいです

こうすれば失敗することもなく、パフォーマンスを下げることもありません

体格で負けてもボクシングで勝てばいいのです

減量幅が多ければ多いほどいいと考えている人は考えを改めましょう

この考えはデビューしたての4回戦の選手に特に当てはまります

大半の選手が自分のコンディション作りが安定しない時期にしっかりとした知識を持って体を作れることは大きなメリットです

正しい知識が欲しければ、1試合だけでもパーソナルで見てもらった方が、その後の現役生活が楽になるので困った時は自分にDMくれれば相談に乗れるので気になる選手は連絡ください

参考になるnoteはこちら

プロボクサーの減量に対する考え方|かいとう
以前、アマチュアボクサー向けの減量記事を書きました この記事の中で、アマチュアとプロの減量法に違いはないと述べていますが、最後の調整の仕方が変わってきます 今日は減量の考え方についてまとめていきます ○減量の絶対的ルール 世の中には色んな減量方法とそれを助けるサプリがあります 自分もサプリには詳しいのてTwitterの...

ではまた:-)

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