こんにちは、柊(ひいらぎ)です
「減量を教えてほしい」
とボクサーから相談を受けることが多いのですが
半分以上の人が間違っていることがあります
それは「痩せないから糖質を取らない」
という選択を取ってしまうことです
消費カロリーより摂取カロリーを少なくすることが減量の基本です
カロリーを取らなすぎると減量にはかなりの逆効果になります
特に敬遠される糖質はある意味1番大切です
ボクサーに糖質が必要な理由を3点まとめていくので
毎日の食事から泣く泣く糖質を抜いている選手は最後まで読んでいってください
絶対摂るべき!ボクサーに糖質が必要な3つの理由!!
1.体を動かすエネルギーがなくなる
糖質は体を動かす上で1番重要なエネルギーです
これが足りない状態でハードなボクシングのトレーニングはできません
正解には、できるけど効果的なトレーニングにはなりません
運動前のエネルギー補給!とトレーニング直前に食べても効果はないので、固形物を食べる場合は2時間前には食べ切るようにしておきましょう
また、スパーリングなど通常よりハードな練習をやる時は
その日、ないしは前日の夜からの糖質量を多くするように意識してみましょう
2.代謝が落ちて痩せにくくなる
お米、要は糖質を取らないと身体を動かすエネルギーがなくなります
エネルギーがないとダイエットで大切な脂肪を燃焼するためのエネルギーも作られません
つまり余分なものを燃やすためのエネルギーを確保するためにも糖質は重要なのです
さらに大切なのがカロリー管理です
カロリーを取らなすぎるのも問題です
例えば消費カロリーが2000kcalの人の場合、摂取カロリーがそれよりも下回れば痩せていきます
しかし、極端に食事を摂らなすぎると体の代謝が落ちていきます
理由を説明します
消費カロリー2000kcalの人が1日1000kcalしか食べなかった場合、最初の4.5日くらいは痩せます
しかし、それ以降は中々痩せにくくなります
なぜなら身体が1000kcalで生活することに慣れてしまうからです
本来、体に必要なエネルギーが入ってこないため
1000kcalしか体に入ってこないからこれで動けるくらいにしておこう
と体が省エネモードに切り替わる訳です
これを恒常性(ホメオスタシス)といいます
省エネモードということはカロリーがあまり使われません
それはつまり代謝が落ちているということです
これが続けば“食べていないのに痩せない”
という状態になります
「じゃあもっと食べなければ…」という負のループに陥り、結果として限界に気づき
停滞期を迎えて減量が失敗する訳です
3.水を貯めにくくなる
糖質は体内で水分と結びつきます
逆に、糖質を体から抜けば水分が結びつかないため身体から出ていきます
これで、体重が痩せたと錯覚するのが勉強不足な選手とトレーナーです
水分が体に蓄えられていると減量においてのメリットがたくさんあります
せっかく水分を摂っても蓄えられなければ意味がありません
水分を蓄えることはウォーターローディングにも役立ち、水抜きにも良い効果を出します
自分に合った糖質を探す
糖質をしっかり摂ることと同じくらい大切なのは
自分に合った糖質を探すことです
白米、玄米、うどん、そば、パン、オートミールetc
様々な食材がありますが、痩せやすい食材は選手によってそれぞれです
同じカロリーでも食材によって違いが出ます
全く同じ人間がいないように、その人に合った食材が必ずあります
オフの時期に色々と試して減量期に活かせるようにしましょう
試合がない時に、いかに試合に向けての準備ができるから勝利の確率を上げる手段だと思います
ではまた:-)
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