HMBサプリは減量期ボクサーの味方!筋分解を防ぐ効果・使い方・安全性を解説

サプリ情報

こんにちは、かいとうです

「減量で筋肉が落ちたらパンチにキレが出ない…」
これは多くのボクサーが体験する悩みです

そんな時に名前が挙がるのが**HMB**というサプリ

ウエイトトレーニー向けのイメージが強かったですが、いまでもジムでこっそり飲む選手を見かけます

ボクサーが減量してトレーニングする上でHMBが必要なのか否かについてまとめていきます





HMBってそもそも何?

  • ロイシン(BCAAの一種)が体内で変化してできる成分
  • ざっくり言えば、
    1. 筋肉の合成をお手伝い
    2. 分解をブレーキ
    3. 炎症を軽くして回復を早く
  • プロテインやロイシンと違い、**直接「分解を止める」**働きが強いのが特徴

つまり「筋肉が減りやすい状況」の保険商品のような存在です。


プロボクサーが抱える“筋分解リスク”

シチュエーション何が起きている?リスク
減量終盤でカロリー大幅カットエネルギー不足で体が筋肉を燃料に筋量↓、パワー↓
水抜きで24時間ほぼ絶食糖も水も足りずストレスMAX体重は落ちるが筋肉も削れる
連日のハードスパー炎症&微細な筋損傷が蓄積疲労蓄積、回復遅延
ケガ・手術後の安静動けない+食事も減りがち筋萎縮が進む

ここでHMBを入れると、**「分解ブレーキ」+「炎症抑制」**がダブルで効く、というわけです。


HMBは本当に必要?

  1. タンパク質を体重1kgあたり2g以上食べられて
  2. 睡眠・クレアチン・電解質補給が十分なら

→ HMBは無理に買わなくてもOK

逆に、上の条件を満たせない「減量末期」や「連戦中」は、

→ “最後の守り”として投資する価値あり


HMBが光る3つのタイミング

  1. 減量ラスト2週間
    • カロリーも脂質も削り、肉や魚の量を減らす時期
    • 合計3g/日を分割すると筋量の落ち幅が小さくなるケース多数
  2. 激しい合宿・試合ラッシュ
    • 筋肉痛や炎症が治まらないまま次の練習へ
    • HMBで回復を早め、トレーニングの質を維持
  3. ケガ明けのリハビリ期間
    • ベッドで安静→筋肉がみるみる細る
    • 動けない分、分解ブレーキ効果が役立つ

食事タンパク質 vs. HMB どちらが大事?

  • 基本は食事のタンパク質が最優先
    • 1食で手のひら2枚分の肉・魚・卵を確保できるなら、ロイシンも自然に取れます
  • しかし減量末期は「食事量を上げたくても上げられない」
    • ここがHMBの入り込むスキマ

たとえるなら

  • タンパク質=がっしりした城壁
  • HMB=攻め込まれた時の“非常用シールド”

どちらか一方でなく場面に応じた組み合わせがベストです。


もし使うなら…簡単プロトコル

タイミング目安量ねらい
起床後1g夜間の分解で減った分をストップ
練習30分前1gスパーやミット打ちの筋損傷を軽減
就寝30分前1g睡眠中の分解ブレーキ
  • 体重60〜70kgなら合計3g/日で十分
  • 粉末でもカプセルでもOK。胃が弱い人はカプセルがラク
  • 1度に3gまとめ飲みするより小分けが効果的

よくある誤解Q&A

Q1. HMBを飲めばパンチ力が伸びる?
A. 直接伸びるわけではありません。筋肉を守る→練習の質が落ちない→結果的に維持・向上という間接効果です。

Q2. 長期間飲むほど筋肉は増える?
A. 3〜12週間で頭打ち。オフ期や増量期に続けてもコスパは低下します。

Q3. 1日6g飲めばもっと効く?
A. 3gで十分という報告が多数。倍にしても“劇的アップ”はまず起きません。お腹が緩む人もいるので注意。


まとめ ─ 減量期の“最後の砦”として使い分けよう

  1. HMBは「必須」ではないが「保険」にはなる
  2. 最優先は食事・睡眠・クレアチン。そこを固めてから検討
  3. 減量末期・連戦・ケガ明けで真価を発揮
  4. 用量は1g×3回がシンプル、1日3gを超える必要は少ない
  5. 直接のパワーアップは期待しすぎない。筋肉を守り、練習の質を落とさないことが目的

「体重を落としてもパフォーマンスは落とさない」
その難題をクリアするための**“最後の1枚”**として、HMBを上手に使ってみてください。筋肉を守りながらリングに上がるあなたをサポートしてくれるはずです

ではまた:-)

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