こんにちは、かいとうです
今回は**On(オン)**のシューズについてです
軽さ、クッション性、デザイン性の高さから、ロードワークや移動用として選ばれることが多いブランドです。
最近、井上尚弥選手モデルのリングシューズが話題になりましたが、Onのシューズもボクシングの競技力を上げるために十分活用できます
- 「Onって種類が多すぎて違いが分からない」
- 「ボクサーはどのモデルを選べばいい?」
- 「スパーリングでも使えるOnのシューズはあるのか?」
この記事では、プロボクサーの実務(減量・回復・トレーニング管理)の視点から、
Onのシューズを用途別に整理し、最後にスパーリング使用の可否についても結論を出します。
Onというブランドの立ち位置
Onは、**On Running発のランニングブランドです。
最大の特徴は、独自構造であるCloudTec®**による衝撃吸収と、
クッションが潰れすぎない絶妙なバランスにあります。
この特徴は、
- 走力を最大化する
というよりも、 - 身体を守りながら走り続ける
という思想に近く、これはプロボクサーのロードワーク目的と非常に相性が良いです。
プロボクサーのロードワークの本当の目的
まず前提として、ボクサーのロードワークは
「速く走るため」ではありません。
多くの場合、目的は以下です。
- 心肺機能の維持・向上
- 減量中の消費カロリー確保
- 試合前後の回復促進
- 朝のルーティンによるコンディション調整
つまり、脚を壊さず、継続できることが最優先です。
この前提に立つと、Onのシューズは非常に合理的な選択肢になります。
用途①:距離走・LISS(低強度有酸素)
Cloudmonster(クラウドモンスター)
最も多くのボクサーに勧めやすいモデルです。
特徴
- On最大級のクッション性
- 着地衝撃が非常にマイルド
- ロッカー構造により自然に前へ進む
ボクサーにとってのメリット
- アキレス腱、足底、脛への負担が少ない
- 減量末期でも脚が張りにくい
- 体重変動が大きくても履き心地が安定
ロードワークの目的が
**「心拍を上げる」「汗をかく」「身体を起こす」**であれば、
スピードや反発を求める必要はありません。
その点で、Cloudmonsterは
走らなくても進む靴として非常に優秀です。
実際に使用すると日常使いのシューズとしては唯一無二と言える履きごごちです
用途②:普段のジョグ・テンポ走
Cloudsurfer(クラウドサーファー)
Cloudmonsterよりも
- 軽く
- 柔らかく
- 接地感が自然
という特徴があります。
向いている選手
- ロードワーク頻度が高い
- 朝ジョグを習慣化している
- クッションは欲しいが、厚底が苦手
Cloudsurferは、
「今日は軽めに動きたい」
そんな日にちょうど良い一足です。
用途③:ジムワーク・クロストレーニング
Cloud X シリーズ
Onの中で、最も「トレーニング寄り」のモデルです。
できること
- ジム内のウォームアップ
- ロープ
- 体幹トレーニング
- 軽いシャドー
できないこと
- 強い踏ん張り
- 急な切り返し
- 本格的なフットワーク
Cloud Xは万能ではありませんが、
ランとジムを1足で済ませたい選手には実用的です。
フィジカルトレーニングだけでなく、スパーリング以外のボクシングのジムワークにも問題なく使用できます
用途④:日常・移動・回復目的
Cloud 6 / Cloud 5
これらはトレーニング用というより、
**「脚を休ませるための靴」**です。
使いどころ
- ジムへの移動
- 試合前日の外出
- 長時間の立ち仕事
- 回復目的の散歩
意外と見落とされがちですが、
移動時間の負担軽減は、コンディションに直結します。
スパーリングにOnは使えるのか?
結論から言います。
スパーリングには使えません。
理由は明確です。
- Onはランニング・歩行前提の設計
- 横方向のグリップが弱い
- クッションが厚く、踏ん張りが効かない
- 回転動作でブレやすい
これはOnが悪いのではなく、
用途が違うだけです。
リング上では、
- 踏む
- 捻る
- 止まる
- 弾く
これらをミリ単位で制御します。
この条件を満たすのは、ボクシング専用シューズのみです。
スパーリングの日は専用のリングシューズ
それ以外はOnなどのワークアウト用のシューズ
このように使い分けすると消耗が早く高価なリングシューズも長持ちします
プロボクサー向け・用途別まとめ
| 用途 | おすすめモデル |
|---|---|
| 距離走・LISS | Cloudmonster |
| 普段ジョグ | Cloudsurfer |
| ジム・軽トレ | Cloud X |
| 移動・回復 | Cloud 6 / Cloud 5 |
| スパーリング | 使用不可 |
まとめ:Onは「リング外」で真価を発揮する
Onのシューズは、
強くなるための靴ではありません。
しかし、
- ケガを防ぐ
- 疲労を溜めない
- 練習量を落とさない
という意味では、
プロボクサーの競技寿命を伸ばす靴です。
リングの中と外で、道具を使い分ける。
それができる選手ほど、長く安定したパフォーマンスを出せます。
Onは、
その「外側」を任せるには、非常に優秀な選択肢です。
トレーニングギアはグローブ、ヘッドギアなどなどたくさんありますが、シューズだけは安物で済ませたり、古いやつを無理に使い続けるのはやめましょう
ではまた:-)

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