こんにちは、かいとうです
ボクシングに限らず、格闘技において勝つために練習・減量並みに重要なポイントとして
計量後のリカバリーが挙げられます
最近では井上尚弥vsTJドヘニーの試合でも話題にもなりました
どんなに練習をして減量をして体を作り上げたとしても、計量が終わった後のリカバリーをいい加減にしてしまうとそこまでの努力を台無しにしてしまうと言っても過言ではありません
この中で、特に考えなければいけないのは
計量後にどのくらい体重を増やすべきか?というポイントです
ここはまさに選手にとって様々なのではないでしょうか
体重を増やせばパワーが付くが、スピードが落ちる
これも格闘技界に古くから伝わる言い伝えでもあります
これが真実か否かも含めて、今回は考察していきます
計量後のリカバリーで悩んでいる選手は最後まで読んでいってください
計量クリア後のコンディション!1番良い体重の戻し方について考察!!
計量後に選手各々が考えた食事をとり体重を増やします
ここで食事の選び方を失敗すると、せっかく作り上げた体も台無しになります
第一に考えるべきは試合当日の体重です
たくさん食べて体重を増やせばパワーが付く!!と考えている人は少なくないですが、それだけで勝てたら苦労しません
勿論、体重が増えればパンチ力が上がるのは事実ですが、過度な体重増加は確実にパフォーマンスを落とします
特に、練習時の体重を上回る様なリカバリーは危険です
なぜなら、どんなに体重は増えてパワーがついてとしても、その体重で動いたことがない以上、試合で初の体感になってしまい、上手くいくかどうかはギャンブルになってしまいます
ただ、だからと言って軽すぎる調整でも問題が出てくるのが難しいポイントです
下手したら相手と2階級以上の差が出てしまう場合もあります
軽くしたからスピードが上がる!は確実に迷信なのでやめましょう
これはヘビー級のだけ存在する概念と言えるでしょう
そのため、最もわかりやすい目安は「自分がスパーリングで1番動けていた体重」になります
とはいえ、これもあくまで1つのオススメできる指標なだけなので
どのくらい体重を戻したら動きやすいのかは選手それぞれによって違います
試行錯誤が大切
今回、話題になった井上尚弥vsTJドヘニーの当日体重ですが
井上尚弥選手自身も、自身で1番の体重を増やした調整となりました
これは本人も「試してみた」とコメントしています
PFP1位の選手ですら、まだ確定した調整方法を探っていることを考えると
それ以下の選手も、より試行錯誤して自分のベストを見つけることが重要になると言えるでしょう
さらに踏み入ったことを考えるなら
体重の数値だけでなく、どんな食材を食べてどのくらい増やした方が調子がいいのか
ここまで考えられたら最高だと言えるでしょう
試合で試さずともこれはスパーリングでも試すことができます
水抜きとリカバリーは試合の時だけやるのではなく、その前に試すチャンスは何度でもあります
特に食事に関しては実験しやすいです
スパー開始時間から逆算して、何時にどんな食材をどのくらい食べるのか
こうすることにより、朝から体重がどのくらい増えるのか
私が現役の頃は、強い選手とスパーの機会があれば、実際に水抜きをしてリカバリーをして臨んだこともあります
「そんなことわざわざしなくても…」と感じる選手が大半でしょうが、誰もやらないことやってこそ生まれる差が確実にあります
試合の時に後悔しないためにもできる準備は最大限行うことをオススメします
リカバリーについてまとめているnoteはこちら
ではまた:-)
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