こんにちは、柊(ひいらぎ)です
普段患者の健康を守る役割の看護師ですが、自分自身が体調を崩すことがあります
休み明けにこんなことを言われたことはないでしょうか?
管理者「○○さん、休みは有給にしておいたからね!」
スタッフ「(よく分からないけど)わかりました」
もしくは何も言われなくてもその部分が有給になっているということも
本人の許可を取らずに有給を使う…余裕の法律違反です
私が看護師になった頃に比べて有給というものが取りやすくなってきている風潮はあると思います
有給についてまとめようと思います
有給休暇とは

労働者の休暇日のうち、賃金が支払われる有給の休暇日のこと
「給与が有る」で有給です
1年ごとに毎年一定の日数が与えられます
有給がもらえる人には条件があります
・半年位上勤務している
・全体の8割以上出勤している
要は半年休みなく働けば10日の有給を手にすることができます
その後も1年ごとに有給は増えていきます
しかし、2年以内に消化しなければいけないというルールもあります
最大で40日です
ちなみに、パートやアルバイトにも適応されます
そもそもここから分からない人もいると思います
私も社会人なり立ての頃はよく分かってませんでした
義務教育で教えてくれ、といつも思います(教えてくれてたらごめんなさい
有給の義務化
2019年4月から有給の義務化が労働基準法の改正により決まりました
年10日以上の有給がある人に対しては必ず5日は休ませないといけません
有給は取りにくい
有給は労働者の権利…
とはいえ看護師業界の様に慢性的な人手不足になっている職場では自分が抜けた穴は誰かが塞がなくてはいけません
そのため、やはり期間をもって申請するのがいいかもしれません
これがシンプルかつ確実に取れる方法でしょう
本来、好きな時にとって良いものではあるはずなので少しもやっとはしますが…
このご時世、管理側もお願いされたら断りにくいという現状もあります
また経営陣も言われてハイハイと有給を上げるだけではなく「時季変更権」というものを使って有給時期をずらすことはできないか、という交渉することはできます
例えば、繁忙期に全スタッフから有給申請されたらたまったものではありません
そういった点に留意する必要があります
有給取得率

世界的に見ても日本は有給取得率が悪いです
スペインやブラジルは取得率100%に対して日本は50%です
消化したくても難しい現状もあります
有給の買取は原則NGですし、退職日をずらすという作戦は次の職場が決まっている場合は足かせになります
看護師の場合は退職が決まった時点で事前交渉を始めるのが吉かもしれません
最大40日なので3/31に退職になる場合、「2月後半からもうシフトに組み込まないでください」と交渉するのがベターでしょう
先輩は労働基準法を縦に交渉に打ち勝ち全て消化して去っていきました
片や私は40日全て捨ててきました笑
最後の最後まで働きたいのはあったのでいいか、と思いながらも、もったいないことしたな…と後悔もあります
当時より確実に今は有給を取りやすくなっているはずです
看護師の労働環境を見るに「有休ください」「はいどうぞ」とは今後もおそらくならないので、交渉術を身につけていく必要があります
何かあったら「労働基準法にはこう書いてますよ」という言葉を使えば、最近は結構とどめの一撃なのではないかと思ったりもするので頭の片隅に入れておいてください
ではまた:-)
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