こんにちは、柊(ひいらぎ)です
訪問看護を始めてから5年以上が経ち
病棟で働くスタッフからも訪問について質問されることが増えました
私が訪問事業に本格的に携わるようになってから
現在まででステーションの数は大きく増えています
その実態についてまとめていきます
潰れるところは多い?訪問看護ステーションの数と推移
令和2年のデータになりますが
日本全国には約11000もの訪問看護ステーションがあります
1番多いのは勿論人口が集中している東京…
かと思いきや日本1位は大阪で1331です
1番少ないのは鳥取で65です
新規で開設したところの数と
稼働していないステーションの数も統計としてあります
例えば
東京では昨年140もの新規のステーションが開設しましたが
55のステーションが廃業し
26のステーションが営業休止しています
人口が多いといえど
資金繰りや顧客の獲得に失敗すれば営業できなくなるわけです
私が訪問を始めた時に
日本全国には
約9000ものステーションがありましたが
5年間で2000も増えています
増加率に伴い潰れていったステーションも少なくないはずです
新たにステーションを立ち上げるには
看護師の知り合いで
特に何の後ろ盾もなく訪問を始めて
サテライトを複数出すにまで成長したステーションの管理者を知っています
ひたすらひたすら営業をかけて
休みなく毎日毎日訪問にいき
社員に払う給料がない時があっても
「ギリギリになっても銀行から金を借りればいい」
という鋼のメンタルで事業を拡大していきました
「そのくらいのメンタルがないなら立ち上げなんてするな」
と言っていたのが印象的です
訪問看護師はまだまだ需要がありますし
国としても訪問看護師を増やしたいという流れです
しかし「訪問看護は儲かるらしい」という甘い言葉だけを聞いて
立ち上げをしてしまうと後悔することだけは伝えておきたいです
いずれ立ち上げをしたいにしても
まずは働いてみて訪問看護を知ることが大切かもしれません
「経験なくても管理者でやっていけるよ!」
という人もいますが
ただの生存バイアスです
再現性と将来性がありません
地道とコツコツを忘れずにいきましょう
ではまた:-)
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