こんにちは、柊(ひいらぎ)です
病棟の看護師には部署によって頻回に心電図測定を行うところもあります
「心電図が覚えられない…!」
と悩むのは誰しもが通る道ではないでしょうか
キャリア1年目でも心電図が得意な人もいれば、キャリア10年でも苦手な人もいます
「不整脈も数がありすぎて覚えられない」
「何から勉強すればいいのか分からない」
これらはよく耳にすることです
そんな、心電図が苦手・勉強法が分からないという人が第一に考えべきことをまとめています
「心電図が読めない」という看護師が第一に考えるべきこと
不整脈と一言でいっても経過観察をするものから、即対応しないと命に直結しかねないものまで様々です
新人時代の私は一つ一つ地道に勉強して覚えようとしてましたが、教科書で見る心電図と現場で実際に目にする心電図とでは全然違うパターンもあり四苦八苦していた時期もありました
そんな中、先輩から言われた言葉があります

正常な心電図を私に説明してみて
普段、異常である不整脈の勉強ばかりしている訳なので正常と異常の違いくらい簡単に説明できる…
と思った私なのですがその時に気づく訳です
「心電図の正常ってなんだ…?」
もちろんそれには定義がありますリンクしかし、それを私は説明できませんでした
それを見透かしていたであろう先輩は

不整脈の勉強をすることはとても大切だけど、それと同じくらい、場合によってはそれ以上に正常を知っておくことが大切だよ
と教えてくれました
間違い探しの間違いの方ばかり見ていても正解はわからないのです
最初は正常な心電図を知っているだけでも十分
死に直結する不整脈はもちろん覚えておいた方がいいですし、その他も同じくです
不整脈の勉強を否定している訳ではないのです
少なくとも正常を知っておけば、変化した時にそれに気付けます
気づいた時点ですぐにヘルプを出せる
これが1番大切です
経験年数が中堅くらいの看護師がたまに勘違いしてしまいますが、心電図の診断は看護師の仕事ではありません
どんなに勉強して医師が読める!とお墨付きをつけたとしても看護師は診断をできません
心電図の勉強に挫ける人は
「勉強したらすぐに現場に活かせる知識が手に入る!」と考えている人が多い気がします
そりゃすぐ分かることに越したことはないのですが、簡単にものになったら苦労しませんまず
そこを認めて基本のキを勉強することが大切です
不整脈がない患者の心電図をたくさん見ることも勉強になります
理由は先述している通りです
心電図の参考書は数多ありますが、看護師界では有名なイラストレーターかげさんの心電図の本が発売するので買ってみるといいと思います
かわいいイラストで分かりやすくまとめてあるので頭に入りやすい良書です
こちらもおすすめです
ホントは看護が苦手だったかげさんの イラスト看護帖〜かげ看〜
「心電図が読めない!」で終わることなく小さな一歩でもいいので踏み出すことをおすすめします
ではまた:-)
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