こんにちは、柊(ひいらぎ)です
看護師には働く領域が様々ありそれぞれにおいて必要なスキルが異なります
ICUなどの急性期ではオペ後管理の知識や観察力
ターミナルなどの慢性期では抗がん剤の副作用や疼痛コントロールなどなど
そんな中
どんな領域にも必要になってくるのが
精神看護なのではないかと
現場に出て10年ほど経ち改めて痛感しています
その理由をまとめていきます
精神看護がどんな領域・職場でも役立つ理由
精神看護については協会が定義しています
精神的健康について援助を必要としている人々に対し個人の尊厳と権利擁護を基本理念として
専門的知識と技術を用い自律性の回復を通してその人らしい生活ができるよう支援することである
日本精神科看護協会より引用
精神的健康は統合失調症などの精神疾患だけに起因するものだけではありません
人間が生きる過程で経験する多様な心の問題は疾患問わず数多いです
精神科看護は精神疾患を有する人々にとどまらず
すべての人々を対象とする幅広い支援を含んでいます
例えば
術後のせん妄1つとっても心の問題と言えます
「薬を使えば1発で解決するよ」と昔の自分も考えていましたが
そこを対話で解決することも出来るのが精神看護の魅力かもしれません
精神科で働いていた方と仕事をするとコミュニケーションスキルの違いに驚かされます
「いや、急変対応できる方がすごいよ」
と笑ってよく言われていましたが
隣の芝は青いというやつかもしれません
コミュニケーションは切っても切り離せない
極端な話
急性期の急変対応や処置は経験することなく看護師を続けることはできます
癌やターミナル期の患者と関わらずに看護師を続けることも可能です
しかし、コミュニケーションだけは切り離せません
どんな分野でも必ず患者と話すことは必要です
「挿菅されてる患者とは話せない」とか言っている人はまだ経験が浅いです()
もちろんコミュニケーションだけが精神看護とは言いませんが
他の領域で働く看護師よりも鍛えられているのは間違いないと言えるでしょう
学生時代
精神看護の実習をした時に
「この領域に関わることは2度とないだろうな」
と本気で考えていました
しかし、10年以上看護師を続けた結果
自分がいらないも切り捨てた部分が肝になっていることに気付かされました
“生涯学習”とはまさにこのことを言うのかもしれません
私もさらに学びを深めていきます
ではまた:-)
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