プロ格闘家のファイトマネー

雑記
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こんにちは、柊(ひいらぎ)です

昨日の記事にも書きましたが、プロの格闘家として活動していたことがあります

プロの格闘家と聞いてみなさんのイメージはどんなものがあるでしょうか


最近だとRIZINの那須川天心選手、朝倉未来選手

ボクシングでは世界チャンピオンの井上尚弥選手、オリンピック金メダリストの村田諒太選手などなどテレビで見かけることも増えました


ただ、今挙げた選手は国内の中でもトップ中のトップ

みんながみんな、あんな輝かしい世界にいる訳ではありません


今日は、自分が看護師やりながら戦っていたプロ格闘家の世界について書こうと思います

主にお金の稼ぎ方について書いているので格闘技興味ねえよ!なんて人も最後まで読んでくれると嬉しいです

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ファイトマネーの最高額

いきなりですが、世界で1番稼いでるスポーツって何が思い浮かびますか?

テニス、野球、ゴルフ、ラグビー、ゴルフetc…
色んな種類が世界にはあります


そんな中で桁違いに稼いでいるスポーツ、
それは「ボクシング」です


意外に思った人もいるかもしれません


しかし、2015年のスポーツ長者番付では

第3位

クリスティアーノ・ロナウド(サッカー)→7960万ドル

この時点で中々桁違いの数字であることは間違いないのですが…

第2位マニー・パッキャオ(ボクシング)→1億6000万ドル


桁が変わるんですよねちなみにマニーパッキャオ氏はフィリピンの国会議員も兼業しています世界最強の文武両道かもしれませんそんな2位を上回るのが…

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第1位フロイド・メイウェザー(ボクシング)→3億ドル


もうどうなってんの?と言いたくなる額です

しかもこれ年俸なんですが、この年のメイウェザーは2試合しかしていません

それだけで3億ドル…

加えて、きまぐれで復帰した2018年には1試合だけで2億8500万ドルをたたき出し見事ランキング1位になっています

あと、2018年の大晦日に日本に来たのを覚えてる人もいるかもしれません。あの日も90秒ほどで10億稼いでプライベートジェットでさっさと帰ってしまいました

日本でのファイトマネー


少し異次元の世界を見たので話を現実に戻します
日本の格闘技界の話。俗に言う「ファイトマネー」というものは3つのもらい方があります

1.ジムからの支払い

選手にはランクがあります

看護師でいうラダーみたいなもんです

それに応じて決まったお金がもらえます

もちろんランクが上がればもらえる金額が増えます

ちなみにプロ格闘家のデビュー戦でジムからもらえるお金はいくらだと思います??


仮にも”プロ”という名がついてますが。。。

現実は「4万円」です

まあここらへんは格闘技団体によるのですが、ここを掘り下げるのはまた今度にします

2.チケット収入

選手自身でチケットを手売りをします

友達や親族、バイト先の人などなど。。。

営業マン顔負けの営業をかけてチケットを買ってもらうのです

売れただけでジムも選手も潤うのですが、この方法には賛否両論あります

「選手は練習に集中させるべきだ!」「自分で動いて客を集めるのも選手の仕事だ!」

などなど議論は平行線です

3.スポンサー収入

テレビで格闘技を見てると気づくと思うんですが、選手のユニフォームに企業名が色々貼ってあります

あれは大きさによって幾らが入るとか決まってるんです。値段に決まりはなくて、1枚3万円だったり、強い選手なら数十万貰ったりすることもあります
「あんなところに企業名貼って広告になるのかよ!」というツッコミが聞こえてきますがスルーしておきます

つまり、
プロ格闘家の給料は
「1+2+3=ファイトマネー」
これで決まるわけです


1の金額は基本的に誰にでも出ますが、

2のチケット収入は売れなければ0円ですし

3のスポンサー収入なんてデビューのペーペーには基本的につきません


つまり、デビューする選手の最低収入は4万円くらいになることがざらにあります


1試合30分もかからないのに4万円でも貰えれば良くない?

と思う人もいるかもしれませんが、

その30分にも至らない時間のため、
1〜2ヶ月の期間を使って減量をしてトレーニングをして生活のために仕事もして…という日々を過ごす訳です果たして4万円で足りるのか…?と疑問を投げかけるのが野暮かもしれません

自分は看護師として働きながらだったので、お金は困ってなかったです

やりたいことをやってるだけだったのでお金のことは気にしてませんでした

ですが、最高で30万以上はファイトマネーとして入ってきてました

チケットを買ってくれる人やスポンサーも付いていたので周りの人には感謝感謝です。

「好きなことできてればお金なんて気にしないよ」
と言うのはかっこいいのかもしれませんが、
自分がやったことに対しては正当な評価と報酬がこないと継続ができないので辛いところ

医療者のやりがい搾取で成り立っている病院経営を考えると自分で動けば報酬として返ってくる可能性があるというのはありがたい話なのかもしれません

昔を振り返って懐かしくなったところで今日はおしまい
ではまた:-)

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