こんにちは、柊(ひいらぎ)です
アメリカのファイザーが約90%の確率でコロナウィルスの感染を防げる、というワクチンを開発しているというニュースが話題になりました
そのおかげで一時的に株価が急騰しました
現在のコロナワクチンがどういった状況にあるのかをまとめてみました
コロナワクチンの開発状況

現在ワクチン候補にあるのは259種類もあるそうです
個人的には今年の4月にはビルゲイツが7つのワクチン会社に資金提供したのが印象的でした
「5つが無駄になっても2つ効けば価値がある」もうスケールが違いますね
アメリカのファイザーに加えて、製薬企業の「モデルナ」も最終段階の臨床試験に乗り出すニュースが入りました
その他にも8社が臨床試験の第3相試験まで到達しています
臨床試験は
・非臨床試験
・第1相試験
・第2相試験
・第3相試験
これらを経て承認に至ります
ファイザーは試験対象となった約4万3千人のうち陽性が確認されたのが僅か94人だったそうです
その他のデータと比較した結果予防効果が90%を超えるとのことでした
コロナワクチン治験と開発期間
本来、ワクチンの開発には10年以上の期間が必要になります
例えば、麻疹には10年程度
子宮頸がんワクチンには25年
チフスだと100年近くかかっています
HIVやマラリアは世界中で研究されていますが未だに存在していません
ひと昔前に流行ったSARSに至っては開発が断念されるという結果にもなっています
そんな中、全世界の総力をかけてコロナワクチンは2年足らずで開発されようとしています
中国では治験で命を落としている人もいます
「ワクチンのせいではない」と言われても心理上「あぁ、そうなんですか」とすんなりはいきません
EUではファイザーが作ったワクチンを3億回分を購入することを決めたそうですし、日本でも先程あげた「モデルナ」から2500万人分の供給を受ける予定で、全額国負担でワクチンを打つことができることも決まりました
世の中にいる”反ワクチン派”の人達はどうするかは分かりませんが、ワクチンの存在は1つの光明であることは間違いないでしょう
しかし、まだ完成していないのに「予防効果90%のワクチンが出た!」というニュースで株価が急騰するあたり、「副作用が出た!」なんてニュースが出た日にはまた急落するかもしれませんね
来年のオリンピックのためにも早く完成する頃を祈るばかりです
油断せずマスクは皆さんしっかり準備しておきましょう
ではまた:-)
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