こんにちは、柊(ひいらぎ)です
看護師の副業についていままで何度か書いたことがあります
「看護師をやめてカフェでも開きたい」
という人がたまにいます
転職をするのは全然良いことだとは思っていて「どんどんやりなよ!」と言っているのですが、こと飲食店に関しては「もう一度考えてみたら?」といいたくなります
その理由についてまとめていきます
予め言っておきますが、自分はやらないというだけでやっている人を批判しているわけではありません
看護師転職で飲食店をやるリスク

看護師をやめてカフェを開きたい人達は
おしゃれな音楽の中でおしゃれなコーヒーやラテを出してくれるおしゃれな店員さんに憧れがある気がします
しかし、あれはまさに良いところしか見えていない訳です
私はもちろんやったことはありませんが、考えただけでやろうとは思いません
失敗した時のダメージが大きすぎる+即撤退しにくいからです
さらに看護師業界がかわいく見えるほどブラック労働になりやすいのです
飲食店開業を失敗しないためには
継続しやすいビジネスの条件はいくつかあって
・少ない資金で始められる
・在庫を抱えない
ここはかなり大きいです
こうなると訪問看護ステーションは良い開業条件といえます
事務所は広い必要はありませんし、看護というサービスを売るので在庫を抱えるということもありません
もし利用者がいなくても、つまり収益が出なくても大きな痛手はなく撤退はしやすいわけです
撤退したいから事業所の資材を丸々やりたい人にあげる、という方法も取れます
片や飲食店の場合、
・厨房設備などスタートで大きな費用がかかる
・材料を仕入れなくてはいけない=在庫を抱えるリスクがある(売り上げがあってもなくても
訪問看護ステーションと真逆です
客が入らない!じゃあ撤退!とスムーズにはいきません
器具や食料の破棄などやることが多いです
また、今回のコロナのような緊急事態ではどうしようもありません
食中毒なども同じです
かなりリスキーなジャンルだと思います

飲食店をやっている知り合いが多いのですが、
「志だけ高い人は向いていない」と言っています
お客さんのために…美味しい料理を提供したい…
この志で身を削って休みなく働いてしまう人も多い様です
特に飲食の中でもパン屋はかなりのブラック環境になりやすいそうです
こだわりが強すぎるために早朝から生地をこねこね作るわけです
冷凍生地を使うなんてもってのほか!手塩にかけて作る!
こうなってしまうと身体を壊す原因にもなりかねません
「いや、しっかり毎日こねてつくる!」「冷凍生地を使ってしっかり寝ようっと」
こうなるとならないかで向いているそうじゃないかもわかる気がします
とある社長さんが言っていたのが印象的で
「美味しい料理を出すことが第一にくるから最終的に追い込まれる。利益を出すことを第一にしないと。ビジネスなんだから。偉そうなこと言えるのは自分が食えるようになってから」
看護の世界にも似たようなことが言えるのかも…と感じた瞬間でした
何事も目的と手段がひっくり返らないようにしたいものです
ではまた:-)
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