こんにちは、柊(ひいらぎ)です
“看護学生”とGoogleで調べると「やめたい」という言葉が自然と検索上位に来るのを見ると少し悲しくなる私です
たしかに実習、人間関係、課題etc
色んな問題が壁になって学生の前に現れます
今日は看護学生がやめたくなる理由と、正直やめても全然問題ない理由について実例を使ってまとめていこうと思います
看護学生をやめたい時期
そもそも看護学生の10〜15%は留年、退学するというデータがあります
理由は様々あれど、特にやめたいという波は1年生と3年生でくる傾向があります
専門学校は大学に比べてカリキュラムが詰め込まれているのでその傾向はかなり強いようです
1年生は人間関係のこじれ、看護師の理想とのギャップが原因で、3年生はそれに加えて病棟実習が大きな壁になります
やはり、睡眠が取れないくらいの記録量にそもそもの問題があると考えられますがそこはまた別の機会に…
加えて、病棟実習が厳しいと感じてしまうのは、指導側に立っている人間の能力値にも影響されるでしょう
看護師は基本的に教育というものを学ばずに臨床に出て経験年数だけで役割を持たせられます
教育に意欲がある人はまだしも、そうでない人は自ら教え方について調べる可能性は低いようにも感じます
そういう人はどういう指導になるかというと
「自分がされた指導をそのまま後輩に実践」という流れになります
よくない傾向です
業界はもっとこの病棟実習をやりやすくすることを考えた方がいいと思ったりします
看護学生をやめてもいい理由
「せっかく学校に入ったのに…」
という思いが足を引っ張って辞めることを決断できない人もいると思います
「看護師としては働かないけど看護師資格がほしい」という目標があるならそのまま継続をオススメしますが、人間関係や実習の過酷さから逃げ出したくなる人も少なくないです
悲しい結末を迎えてしまった人も知っています
心を壊すくらいなら迷うことなくやめましょう
辞めても人生が終わるわけではないです
1回ゼロから人生を考え直すのも必要な時間かもしれません

友人を例に出します
Aさん→看護学生として頑張っていたが、実習の過酷さと現場の看護師の態度をみて「この業界では働かない」と決意。退学後はセラピストとして個人で店舗を持って今も働いている
B君→テストは高得点だったが、コミュニケーションが苦手で実習で良い評価がもらえず留年。思い切って進路変更。パソコンが得意だったので退学し理系の大学に入り直し、SEとして働いてます
C君→親が医者で後を継ぐはずが勉強が苦手で看護学科に入学。医療のことを勉強すればするほど医者への憧れが増し3年生で退学。自宅浪人を3年間続けて医学部入学し、今は救急医。
このC君は今も友人ですが、「諦めなければ夢は叶う」の体現者として尊敬できる1人です

このように20代ならいくらでもやり直しがきくので、泣きながら実習に行くくらい嫌ならさっさと辞めたほうがいいです
お金を出してもらった両親に申し訳ないなら別の仕事をしながらお金を貯めて返しましょう
諦めることは失敗ではありません
この分野は自分に向いていないという事実を得ることができたある種の成功なのです
本当の失敗は、何一つ行動せず現状に不平不満を言っていることだと自覚しましょう
もちろん、頑張る看護学生にはみんな看護師になってほしいとも思っています
私にできることは実習に来た学生にひたすら優しく接することだと考えています
これを読んだ実習指導者も怒ることなく学生に接してくれることを祈ります
ではまた:-)
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