こんにちは、柊(ひいらぎ)です
みなさんは”環境が人を作る”という言葉を聞いたことがありますか?
職場にはそれぞれ個人の目線で”良い人”、”意地悪な人”と区別される場面が多いと思われます
しかし、どんなに良い人であっても
とある環境、とある状況下にいると人間の個性は関係なく理性が外れた行動をとってしまう…という恐ろしいことを証明した実験があります
少し怖い実験ですが、それについてまとめていこうと思います
環境が人を作る
1971年にアメリカ・スタンフォード大学で
「スタンフォード監獄実験」というものが行われました
https://ja.wikipedia.org/wiki/スタンフォード監獄実験
要約すると
心身ともに健康な21人の被験者を11人の看守10人の受刑者で分けます
このグループで実際の刑務者に近い設備を使って模擬的に刑務所の環境を作り出しました
「看守」という役割を与えられた人は時間経過と共に看守としての役割を果たすようになり、
「受刑者」とされた人はそれに逆らえなくなっていったそうです
「看守役」が「受刑者」に対して非人道的な行いをさせようとしたため、実験を中止にしようとしたところ…
看守達は「話が違う!」と実験の続行を申し出てきたそうです
元々性格に異常性はない人たちが非人道的なことを他人に強いていることをやめようとしない…怖いですよね
この実験から分かることは
・強い権力を与えられた人間とそうでない人が同じ空間にいると次第に理性の歯止めが効かずに暴走してしまう
・元々の人間性に関係なく役割を与えられただけでその状況に陥る
この現象って看護師の世界でも当てはまる場面がないでしょうか
強い権力を持つ看護師=お局
他人の指摘を受け付けず、自分ルールで行動する、感情的に当たってしまう…
俗に言うお局という存在
元々性格が悪い人も絶対数いるかもしれませんが、こういう存在を作ってしまうのは、
・ルールを無視しても許される環境
・経験年数を重ねることで得られる権力に近いものがそうさせているのではないでしょうか
自分の都合の良いように仕事ができて、下の立場のスタッフは逆らえない、ルール無視しても管理者も指摘をしてこない
こんな状況が揃えば、人間性は関係なく誰でもお局になり得るのです
これを未然に防ぐにはやはり当たり前のことを当たり前にやるしかありません
どんなに経験年数があろうが、悪いことは悪いと伝える
これができないと看護師間に生まれるギクシャクした人間関係はなくならないのではないでしょうか
職場内での人間関係の悩みは中々尽きませんが、1人でも多くの看護師が働きやすい職場が増えることを祈るばかりです
ではまた:-)
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