ICU看護師が訪問看護師になって気づいたこと【連携はただの理想?】

看護師まとめ
スポンサーリンク

こんにちは、柊(ひいらぎ)です

私が訪問看護師として働いていますが、

ICUでバリバリ急性期をやっていそうな雰囲気に見えるらしく

「何で訪問に??」とよく聞かれます

ICUから見ていた在宅と、今感じる在宅での看護は大きく違います

私が訪問看護師として働いてきた中で気づいたことをまとめていきます

スポンサーリンク




ICU看護師が訪問看護師になって気づいたこと

ICUにいた頃は

患者が退院した後の生活については全く見えていない状態で

目に見える悪い部分(疾患)を良くしようと奮闘していました

在宅といえば

癌末期の人がいて、家でも点滴することがあって…

といったざっくりしたイメージしか持てない自分がいました

スポンサーリンク

実際に在宅に出て気づいたこと

癌末期の患者に訪問…

と言っても診るべきは患者だけではありません

その人の家の構造から起こりうる事象

ケアマネージャーやヘルパーとの連携

家族関係及びキーパーソンのサポートetc

対象が多岐に渡ります

本来病棟にいてもこれらは考えるべきなのかもしれませんが

イメージするのと体験するのでは全然違います

「自宅も患者として受け持つイメージ」

これが訪問を始めて痛感したことかもしれません

ゴミ屋敷もあるし、段差がありすぎるところもあるし

トイレまでの導線が悪いなどなど

看護を提供する上での障害がたくさんあります

解消できるところは改善、無理なら代案としてどうするか

なども一緒に考える必要があります

スポンサーリンク

それぞれの持ち場でベストな働きをする

病院から在宅に帰ってくる患者で情報がまるで整理されていなかったり

サマリーがいい加減だったりすることは多々あります

(左足の骨折だったのに、右足の骨折と書いてあったこともありました)

この件に関してクレームを入れたことは勿論ありません

おそらく自分達も

「こんなんじゃ何もわからん!訪問看護師は何やってるんだ!」

と言われていると思います

お互いの領域で必要なことを知ってくれてたら嬉しいし

仕事もやりやすいけど多くを望みすぎない

このスタンスって大切だと痛感しています

ICUがめちゃくちゃ忙しいのは分かってますし

病棟看護師が在宅のことまで正直手が回らないのも理解しているからです

「足りない部分は自分達が補うので、その代わりに急性期の人たちのケアはお任せします!」

こんな感じですね

病院を出てみると世界が広がります

そして、病院の大変さも改めて分かります

ちなみに、転職した時はエージェントを活用しました

看護師専門の転職支援サービス

病院の外にどんな世界があるのか聞くだけでも価値があると思います

病院と地域の連携…

と口で言うのは簡単ですが、現状その溝が埋まるのは難しい気がします

それなら「溝がある」ということを理解した上で

自分達がやるべきことを把握するのが重要だと考えています

少し寂しい考えかもしれませんが

「多くを望まない」

このスタンスがストレスなく仕事をしていく上で何事においても大切だと思う私です

ではまた:-)

コメント

タイトルとURLをコピーしました